欧米では伝統的に「心」の所在が「ハート」つまり心臓にあるとされるが、これに対して日本では心は「腹」にあるとされてきた。
この違いは、両者の民族のチャクラの発達の違いによるものだということは、あまり知られていない。
■ハート
ハート型は、古くから欧米では「心」の象徴だった。
これは、古代ギリシャでハーブの種から始まったという。
それが中世になると、heart(心臓)が感情の所在とされた。
なぜか?
それは、「チャクラ」によって説明ができる。
■アナハタチャクラ
本山博説では、チャクラは一般人では「目覚めた」までは行かないが、チャクラは物理的次元で誰でもある程度は働いているという。
そして、欧米人では主に心臓の「アナハタチャクラ」が物理的次元で主として発達してきた。
このチャクラの働きは、「愛」や「攻撃性」にあるとされる。
ナザレのイエスは、このチャクラがメインに目覚めていたために「愛」を説き、それがキリスト教の重要な教えとなっていった。
■マニプラチャクラ
これに対して、伝統的に多くの日本人で物理的次元で動いているのは、胃の「マニプラチャクラ」といわれる。
本山説では、このチャクラは「感情のセンター」であり、ここが主として動いている多くの日本人は、良くも悪くも「感情に支配された」気質をもつ。
たとえば「腹を立てる」、「腹に一物ある」、「腹を割って話す」といった表現があるように、日本人にとっては腹が心の所在となっているのだ。
このようなことは、本山博師の代表的著作『チャクラの覚醒と解脱』を読めば、難解な部分もあるだろうが、体系的に理解できるだろう。