【詐欺】昨日iPhoneに「三井住友信託銀行」からショートメッセジが届いたが、取引がなく怪しいと思って携帯番号で検索してみると…正体がわかった。
◆怪しいショートメッセージ
昨日私のiPhoneに、「三井住友信託銀行」からSMS(ショートメッセージサービス)が届いた。
だが、うちは三井住友信託銀行とは取引がない。
怪しいと思い、その携帯番号「080-3555-0824」でGoogleで検索してみた。
すると、上位3件に「詐欺SMS」「迷惑電話番号」といった言葉がある。
検索トップのサイトにアクセスすると電話番号検索サイトで、電話番号で引っかかったようだ。
◆詐欺SMSだった
そのページを見ると、下記のように「答え」が書かれていた。
書き込まれた口コミを見ると、様々だ。
NTTよりお知らせなどだが、ショートメールは少なく、様々な用件でこの番号から電話がかかってきた人がいる。
牛乳メーカーのお客様センター、税務署、携帯キャリアなど様々な機関を名乗るところからの電話がかかってくるようだ。
つまり、一つの携帯番号を使いまわしている?
ためしに、そのSMSにあるURLに飛んでみた。
(安易に真似しないように)
すると、下記の画面が現れた。
「ストップ! 不正なページが先にあります!」とあり、つまり怪しいリンク先だからと注意を促している。
◆自分の番号は?
こうして携帯番号でググると情報が出てくるということで、もし自分の携帯電話番号が出てきたら大変だと、検索してみた。
だが、全く検索されないので安心した。
もっとも、こういう詐欺SMSが届くということは、自分の番号が闇リストに載っているという可能性まで否定はできないだろう。
私は25年のSE歴がある元エンジニアだから、こんな詐欺に引っかかった試しは無い。
だが、たとえば自分が口座を持っている銀行を名乗るところから同様のSMSが届いたら?
少しは疑念をもつ度合いが減っていたかもしれない。
実はこのiPhoneは、つい先日奥様からのお下がりを頂いたばかり。
過去の着信SMSが残っていて、見ると怪しいメッセージばかり。
でもサルちゃんは日本語がわからないから全部無視していて、大丈夫だった。
◆不審なSMSが増えている
今朝、タイミング良くというか、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」で、「不審なショートメッセージ」を取り上げていた。
視聴者の体験事例が紹介されていて、たとえば50代の主婦は、数年前から宅配業者やネット通販からもショートメッセージが来るようになったが、開かないようにしているという。
これは賢明な対応だろう。
この時には、今年1月に都内に住む60代の女性に有料サイトの料金が発生していると嘘のメッセージを送って電子マネー約25万円分をだまし取っていた。
◆SMSの心得
以上のような今回の自分の経験も踏まえて、このような特殊詐欺などの被害に遭わないようにするために、心がけるべきことを以下にまとめる。
・電話番号に心当たりがなく、少しでも怪しいと思ったら、その番号でネット検索してみる。
・不用意にリンクURLをタップしない。
・たとえ試しにURLへ飛んでも、クレジットカード情報など重要な個人情報を入力しない。
・通常は料金の支払いに関することはSMSでは送信されず、お金に関わる内容は怪しんで慎重に対応する。
・料金の請求の場合、本当に自分に心当たりがあるかどうかを慎重に検討する。
・支払い期限を限定される場合は人に相談する余裕もなく焦って対応しがちだが、落ち着いて家族や詳しい知り合いがいれば相談する。
・SMSではないがメールでは「百瀬直也様」など自分の名前が書かれていないものは怪しいと思う。
特に身近にIT関連の知識に乏しいお年寄りなどがいらっしゃったら、このような情報を提供することも大切でしょう。
※このような特殊詐欺などの被害はお年寄りに限らない。
「自分は騙されない」と思っている人ほど危ない。
このような本を読んでおけば、心構えが変わってくるだろう。