Facebookで回ってきたピンク色の小鳥の写真を見て、思わずフェイクではないかと思って調べてみると、本物だった。
オーストラリアに生息するピンクロビンという鳥で、ピンク色の花が咲く木にとまる写真や動画を紹介する。
■ピンクロビン
今日Facebookで、下半身がピンク色の小鳥がピンク色の花が咲く木にとまっている写真が回ってきた。
あまりにもハマりすぎで、パッと見はフェイクだと思った。
だが調べてみると、本当にそういう鳥がいることがわかった。
オーストラリア南東部に生息するpink robinという小鳥。
(robin = コマドリ)
スズメ目オーストラリアヒタキ科サンショクヒタキ属に分類される鳥で、日本には生息しないが、「セグロサンショウヒタキ」という和名もある。
この和名はさすがに長くて覚えにくく、「ピンクロビン」と呼びたくなる。
FBの写真をよく見ると、鳥はフェイクではなかったものの、花の写真は後付けの合成だった。
■セグロサンショウヒタキ
和名のセグロは背が黒いからだろう。
ヒタキはスズメ科の鳥のヒタキ科の総称で、ツグミに近いらしい。
素朴な疑問として、なぜこのようなカラフルな色の鳥がいるのだろうか。
普通に考えるのは、やはり「保護色」としての色なのだろう。
だが、大きな理由の一つは、繁殖に適しているためであるらしい。
つまり、メスの目を引いて「オレ、かっこいい?」みたいな。
■保護色?
だが、保護色の目的もあるならば、ピンク色の環境に生息するはずだ。
つまり、ピンク色の花が咲く木の上に常にいるという。
内外のネット上で、ピンクロビンがピンク色の花と一緒に写っている写真を探してみたが、残念ながら皆無だった。
オーストラリアにも一部地域で桜の花はあるが、さすがにピンクロビンの生息地域にはないかもしれない。
普通に考えれば、やはり異性惹きつけ手段なのだろう。
最後に、セグロサンショウヒタキがさえずるYouTube動画を貼りつけておく。オーストラリア人の自宅に遊びに来たらしい。
メチャカワ。
※うちの前の多摩湖自転車道には色々な野鳥が遊びに来るけれど、名前を知らない鳥ばかりで、こういう図鑑が欲しくなる。