このところ、夕方に風呂から上がった後で強烈な眠気に襲われることが毎日のように起こり、なぜだろうと思って調べてみたところ、原因がわかった。
頭脳労働者にとっては特に、就寝前に眠くなることは絶対避けたいために、対処策も考えた。
■異様な眠気が始まった
私は自宅で執筆・研究などの仕事をしているが、夕方の夕食前に入浴する習慣がある。
2月頃だったか、入浴後の夕食前に異様な眠気に襲われるようになった。
物書きや研究を仕事としている年中多忙な頭脳労働者として、起きている時に眠くなるのは致命的だ。
そこで、眠くなる原因を考えてみた。
「入浴後に眠くなる」などで検索してみて、いくつかのサイトから情報を得られた。
熱い風呂に浸かると、風呂から出た後で深部体温が急激に下がり、そのために眠くなるのだという。
そういえば、この冬の半ばから、入浴時の習慣の一部を変えていた。
大腸がんの手術を経験してから、低体温ががん細胞の増殖の一因となることを知った。
そして、一般に入浴時の湯温は44度までならば問題ないことを知って、体温を上げるために44度の湯で入浴するようにした。
考えてみると、それを始めたタイミングが、入浴後に異様な眠気に襲われ始めた時期と一致していた。
■眠くならない
そこで、風呂上りに眠くならないように、今日は湯音を1度下げて43度で湯に浸かってみた。
そして、長風呂にならないように、短時間で上がってみた。
すると、風呂上りに眠くならなかった。
湯温を1度変えただけでなく、長く浸かりすぎることも眠気を誘う一因だったのだろう。
これから暖かくなって、それほど熱い風呂に入る必要もない。
では冬になったらどうすべきかは、その時になってから考えることにしたい。
■安眠のためには
不眠で悩む人は、逆にこの法則性を利用すれば良いのでは?
就寝前に、熱めの湯に浸かるのだ。
ただし、熱い風呂に入って交感神経が高まると、逆に眠気がなくなるので、注意が必要だ。
下記のサイトによると、眠る2時間くらい前に、38度のぬるめのお湯に30分くらい、ゆっくり温まると、「良質な睡眠」を得られるという。
※安眠に誘うには入浴剤に拘ることも効果的かもしれず、生薬浴用剤というのもある。