※下記の記事は、3年前の2019/10/20に『探求三昧ブログ2』に投稿した内容を、こちらのブログに移したもの。
2018年12月15日に家族とともに2度めの釈迦の霊泉に一泊した。
その際に、私に釈迦の霊泉を紹介してくれたミスTEの計らいで、水の研究の権威である久保田昌治先生が宿に来ていただき、お話を伺うことができたので、その内容を紹介する。
【2019/01/17】久保田先生からのご指摘があった誤記や追記事項などを修正しました。
◆久保田昌治先生を紹介された
2018年12月15日(土)、家族4人で2回目の『釈迦の霊泉』に1泊の旅に行くことにした。
私(百瀬直也、当時63歳)、サルちゃん(タイ人の妻)、そして子供の龍矢(りゅうや、6歳)、愛弥美(あやみ、4歳)の4人だ。
私に釈迦の霊泉を教えてくれたのは、謎の超能力者『ミスTE』(仮名)だった。
彼女については、その正体を知ったら誰でもあっと驚く存在だが、故あって素性を明かすことはできない。
そのミスTEが、私が釈迦の霊泉に泊まりに行くことを知って、ある著名な先生にお会いしてお話を聞けるようにと、お膳立てをしてくれた。
それは、水に関する研究で権威的な存在である、久保田昌治(しょうじ)先生だった。
◆久保田昌治先生について
久保田昌治先生をご存じない方に、以下に経歴などを紹介しておく。
1936年、新潟県出身。理学博士。
東北大学理学部卒業。
1970年~1995年:日立製作所日立研究所入社・主任研究員。
1983年~2003年 茨城大学工業部非常勤講師
ウォーターデザイン研究会・理事長。
株式会社ウォーターデザイン研究所・所長。
サトルエネルギー学会・顧問。
日本サイ科学会・理事長。
(以上、2019/10/20現在)
お名前はよく聞いていたが、どれだけすごい先生なのかは、会ってから知った次第だ。
ミスTEが、とにかくすごい方で、本当ならば気軽にお話できる人ではないというくらいの権威だというので、お会いする前から少しビビってしまった。
もっとも、すごく優しい方だとも言っていたが。
Amazonで「久保田昌治」で検索すると、著書(共著含む)が十数冊出てくるが、中には数千円から1万円以上する高価な学術書もある。
他に、理工系の本が多い出版社から水に関する基礎知識的な本が何冊か出ているところを見ると、たしかに水の研究に関する権威なのだろうとわかる。
また、日本サイ科学会の理事長をされていることからわかるように、超常現象などについても造詣が深い。
久保田先生は過去に釈迦の霊泉を訪れ、御神水を科学的に検査されたこともあるという。
そういう経緯で、ミスTEが私に引き合わせてくれたようだ。
◆釈迦の霊泉へ
そもそも私が日本有数の聖地であり万病に効くと評判が高い『釈迦の霊泉』を知ったのも、ミスTEの紹介だった。
久保田先生は、私たちが釈迦の霊泉を訪れる日に合わせて、わざわざ東京から釈迦の霊泉へ来ていただけるという。
その日は某所の会合があり、それが終わり次第、夜に来ていただくとミスTEから聞いた。
家族4人で家を出て、最寄りの花小金井駅から、西武新宿線、山手線と乗り継ぐ。
上野駅から、予約していた上越新幹線に乗り、1時間ほどで上毛高原駅で下車。
2階建てMAX新幹線の2階に乗ったが、2階建ては一定以上の速度が出ないため、いずれ日本から無くなるという。
上毛高原駅のホームに着くと、雪がパラパラと降っていたが、積もってはいない。
宿の車が迎えに来てくれていて、それに乗り込んで20分ちょっとで釈迦の霊泉に到着。
◆宿に着く
途中の山道を上るに連れて、降る雪が多くなっていき、宿の前では20cmほど積もっていた。
子供たちは予期せぬ雪に大喜び。
宿で出迎えてくれた女将さん(二代目・今井経子さん)たちに挨拶し、1階の客室へ。
まず、子どもたちを雪で遊ばせるために外へ出る。
上毛高原駅前は積もっていなかったのに、かなりの違いだ。
◆温泉に浸かって感じたこと
雪で遊んで体が冷えたところで、温泉に浸かることに。
子供たちは母と一緒に入る。
土曜日だけあって、宿の前にはけっこう自家用車が停まっていた。
その日は満室になったようだ。
温泉に浸かるのは、8月上旬に初めて訪れて以来だ。
もともと温泉というのは特段に好きでもなかったせいもあって、温泉に浸かった時の特別な感覚というのは、わからない。
ただ、前回も感じたように、浮遊感というのは絶対にあるようだ。
手足の力を完全に抜いてリラックスすると、浮き上がる。
また、今回感じたのは、お湯の「重さ」だ。
『奇跡の温泉』の著者が、釈迦の霊泉を含めて特別に健康効果がある温泉水は、飲むと「とろみ」があると書いていた。
それと同様なことだろう。
また、お湯をよく見ると、透明感があまりなく、濁った感じがある。
決してお湯が汚いわけではない。
それも釈迦の霊泉の特徴なのかもしれない。
◆久保田先生にお会いした
温泉から出て、しばらくすると、久保田昌治先生が到着された。
東京から新幹線で来られたという。
1936年生まれというから、ちょうど私より20歳上だ。
そのお歳には見えず、実際の年齢よりも10歳は若く見える。
いかにも理工系の学者らしい、落ち着いて物静かな方で、非常に温厚そうに見える。
さっそく宿のテーブルに座り、お話を伺うことに。
以下は、録音などせずに、断片的に書き留めたメモを手がかりに書いている。
そのため、あまり詳細には書けず要点だけになるが、なるべくお話を聞いたことを紹介したい。
◆釈迦の霊泉との出会い
以下、敬称略。
【百瀬】釈迦の霊泉との出会いは?
【久保田】10年くらい前で、宿を訪れた時には、今井貴美子教祖はいませんでした。
ここの御神水は、体質を変える効果があります。
ただし、成分の測定値だけでは、これだけ様々な病気が改善されることの説明がつかない。
測定できない、何かしらのエネルギーや気があるのではないか。
◆水のクラスターの大小
【百瀬】水クラスターの大小が健康に良い水の判断基準とする説は、科学的に定説となっていないという声がありますが…。
【久保田】根拠がない疑似科学などと言われますが、経験上、科学的に効果があることを認めざるを得ません。
水クラスター(water cluster)とは、水分子が水素結合で結びついてできる集合体、分子集団のことで、特別な温泉水などの健康に良い水では、クラスターが小さいと言われている。
後述する須藤技術士のWebサイトによると、世界中から難病患者が集まるフランスのルルドの泉や、世界の長寿村の飲料水のクラスターの平均は70~80Hz台だという。
釈迦の霊泉はクラスター値が59.5HZで、かなり小さいということになる。
【久保田】NMRスペクトルの半値幅はPHの影響を受けるので、半値幅でクラスターの大小を議論する場合は、同じPH値で比較することが重要です。
◆サンドバス
【久保田】別府に、セラミックボールのサンドバス(SGEセラミックサンドバス)というのがあります。
温度は50℃くらいでも入浴は大丈夫です。
そして、がん細胞は42℃で死滅します。
そんなに高温にできるのは、温泉では有り得ません。
SG stoneという石と、遠赤外線の効果が健康をもたらします。
他のSGEセラミックサンドバスとしては、熱海のエパックや、サンドラ ウエタ(埼玉県深谷市 岡部駅)などがあります。
SGEセラミックサンドバスの特徴としては、天然鉱石SGEをベースに、直径3~5mmの球状に加工されたセラミックのボールを浴槽に敷き詰め、その中に体を埋めます。
すると、まとめて強い振動が始まり、汗とともに老廃物が排出される。
福岡県環境衛生研究所の研究によると、SGEセラミックサンドバス入浴後の浴槽に残った老廃物の中に、通常簡単には体外に排泄出来ないとされたダイオキシンを始めとする猛毒の塩素化合物が排泄されている事が確認され、難病治療になるのではないかと更に研究が進められています。
◆釈迦の霊泉の効果
【百瀬】私は釈迦の霊泉を配達してもらって、飲み始めて9ヶ月経ちますが、私と家内の花粉症の症状が収まったり、私の加齢臭や体臭が消えたようです。
【久保田】そういうことは、あり得るでしょう。
【百瀬】日本人は温泉に浸かることはしますが、温泉水を飲む人は少ないですね。
欧米ではむしろ鉱泉水を飲むことが健康とされるようですが。
【久保田】それは、我が国では飲める温泉水が少ないことも理由の一つでしょう。
(衛生上に問題があるとか、成分が強すぎて飲用に適さないなどの理由があるということだろう)
◆水道水の害
【久保田】1960年代に米国で、がん患者の発生率が高い州があり、原因が水道水中のトリハロメタンであることがわかりました。
塩素は、第一次世界大戦で使われましたが、農業や殺虫剤として有名なDDTやBHCなどは共に有機塩素化合物でした。
水の中には必ず有機物が含まれているため消毒用に塩素を添加すると必ずトリハロメタンのような有機塩素化合物が生成される。
昔は毒ガスとしても使われたものです。
有機塩素は、発がん性があるとされます。
DDTは、1938年に毒性が確認されました。
水道水の殺菌方法は、世界的には、ヨーロッパ方式のオゾン方式と、米国方式の塩素法があります。
東京都では、オゾン処理をしたあとで、わざわざ塩素処理をしている。
これは、法律で0.1ppmの塩素が残っていないといけないということになっているためです。
日本では、塩素を混ぜる規制値の上限がないのが問題です。
オゾン処理は、ヨーロッパで100年以上の歴史があります。
日本では、塩素の害はタブーとされているのです。
◆科学的測定
【久保田】松下氏がNMRで釈迦の霊泉を測定しています。
※松下氏=松下和弘氏、生命の水研究所・所長、故人。
※NMR=核磁気共鳴装置
しかし、水の測定値だけでなく、どのようなやりかたで測定を行ったかが重要なのです。
【百瀬】釈迦の霊泉には、ラドンなどの成分が含まれていますね。
【久保田】ラドンは、浴びると免疫力が上がります。
ラドンなどの放射線は、多量に浴びると健康上の問題がありますが、低線量では体に良いのです。
また、ラドン温泉は、血流が上昇する効果があります。
◆ゼロ磁場
【久保田】釈迦の霊泉は、ゼロ磁場のひとつとされています。
磁気が打ち消されて、ゼロになる地点で。
しかし、それは機器では測定できません。
そのような場所では、マイナスイオンの値が大きいです。
【百瀬】ゼロ磁場で有名な長野県の分杭峠は、フォッサマグナの西縁である糸魚川-静岡構造線の西側にありますね。
そして釈迦の霊泉は、フォッサマグナの東縁である柏崎-千葉構造線から東へ5kmほどのところにあります。
【図】フォッサマグナなどの位置を示す
この相似は、偶然だろうか。
日本有数のパワースポットと言われる分杭峠と釈迦の霊泉が、いずれもフォッサマグナの縁の外にある。
【百瀬】フォッサマグナは数百万年前までは海で、地殻が移動して海の堆積物が隆起して陸地になりました。
つまり、釈迦の霊泉は、昔は海沿いの土地だったのですね。
フォッサマグナは、中央地溝帯、大地溝帯とも呼ばれる。
地質学では、東北日本と西南日本の境目となる地帯だ。
また、北アメリカプレート(最新説ではオホーツクプレート)とユーラシアプレート(最新説ではアムールプレート)の境界に相当するとされる。
フォッサマグナは、数百万年前までは海で、地殻が移動したことによって海の堆積物が隆起して、現在のような陸地になったとされる。
そうなると、分杭峠のあたりにも何か特別な水があるのかもしれない。
【百瀬】フォッサマグナの地下6000mほどの堆積物の地質は、フォッサマグナの外とはまったく異なるようです。
そういう地質的な要素は、釈迦の霊泉の水に影響を与えていると思われますか?
【久保田】そうですね。影響があると思います。
【百瀬】釈迦の霊泉は、かなり硬度が低い軟水ですね。
軟水は硬水に比べてミネラル成分が少ないといった特徴がありますが。
【久保田】軟水はCa(カルシウム)やMg(マグネシウム)の含有量が少ないですが、その他のミネラル成分が少ないとは限りません。
◆須藤技術士の研究
須藤技術士のWebサイトに掲載されている研究成果のプリントを見ながら。
【百瀬】須藤技術士のサイトを見ると、釈迦の霊泉の西2km弱のところには天沼鉱山という金鉱山の跡がありますね。
【久保田】釈迦の霊泉に、金成分も含まれていれば面白いですね。
◆聖地と活断層
【百瀬】聖地と言われる場所は断層上に多いですね。
私はかつてシャーマニズムの研究に力を入れていましたが、環太平洋造山帯(リング・オブ・ファイア)上の国々では、シャーマニズムやアニミズムが盛んです。
それは、日本が「神の国」と呼ばれる所以ではないかと思います。
【久保田】そのような土地では、地下から良い水や気が湧き出てくることが多いですね。
◆ゼロ磁場の実験
ここで久保田先生は、方位磁石を取り出して、方位を調べ始めた。
だが、なかなか針が落ち着かず、フラフラしている。
数分後に、やっと落ち着いてきた。
【久保田】これは、ゼロ磁場の地帯の特徴なんです。
◆多くの病気に効果がある
その後に、私が持参した本『釈迦の霊泉』(大沢祥二著)と、宿の食堂に置かれていた『御神水の奇跡』を眺めながら話す。
『御神水の奇跡』は、釈迦の霊泉に届いた、病気が治ったという感謝状を集めた冊子(非売品)で、前述の『釈迦の霊泉』で紹介されている事例も多く、貴重な資料だ。
私は、これらの本を見せながら、どういう病気が治ったという人が多いかを説明した。
久保田先生は、これだけ多くの病気に効果があるのかと驚かれていた。
私はいつか、釈迦の霊泉で病気が治ったという人々に直接取材して、本にまとめたいと話した。
その方が、関心がある人々にとって説得力があるだろうと。
久保田先生は、そのアイデアに賛同していただいた。
2日にわたる会談で、実際はもっと色々と貴重なお話を伺ったのだが、録音しなかったのが残念だ。
今回は初対面だったが、いずれ何らかの形で正式に取材し、釈迦の霊泉や水やサイ科学のことなどについて、お話を伺いたいものだ。
釈迦の霊泉は、「宗教」が関わっているだけに誤解されることが多いが、このサイトで何度も書いているように、教祖が亡くなられた後はほとんど宗教活動を行っておらず、勧誘されるようなことはない。
久保田昌治先生のような権威がある方に研究していただいて、そのような風評が払拭されて、多くの病気が治る特別な水であることが科学的に明らかになれば良いと期待している。
◆その後
1日目の夜には、私たちが持参した食事を久保田先生と一緒にいただいた。
翌日は、昼頃に久保田先生と一緒に宿の車で上毛高原駅まで送っていただき、駅前の蕎麦屋で昼食を取った。
その後に、駅で先に自由席で東京に帰られるという久保田先生を見送った。
われわれ家族は駅で1時間ほど待って、指定を取っていた新幹線で帰郷した。
一泊二日の短い旅だったが、雪の「お出迎え」もあって、子どもたちや雪が珍しくて仕方ないタイ人の妻は大喜びだった。
【参考】
久保田昌治先生の「ウォーターデザイン研究所」および「ウォーターデザイン研究会」のWebサイト。
(「保護されていない通信」のため注意)
『釈迦の霊泉』については、当サイトの『釈迦の霊泉の研究』で様々な情報を提供しています。
『釈迦の霊泉』公式サイト。御神水の販売なども。
【久保田昌治先生の著書】
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